コクサギの種子散布
やっとコクサギの種子散布の様子を・・・
こちらは一連の動きで。
外果皮と内果皮は湿度によって開閉するものと思われるので水に浸けてみた。
冬芽:やや長い水滴形、芽鱗は多数が整然と並び、縁は白く、
ツートンカラーが鮮やか。2個ずつ互生する。
文一総合出版 「冬芽ハンドブック」 広沢 毅・林 将之より
考察:コクサギの種子散布は乾燥により外果皮と共に一定程度開き、強力な板バネの
ような内果皮が外果皮の内側を蹴って弾き出る。
外果皮と内果皮は湿度による伸縮度合いに差があり内果皮の度合いが大きい。
外果皮はある程度開くがそれ以上は開かない為、急激に開く内果皮との均衡が
壊れた瞬間に弾け飛ぶ。
また内果皮と一緒に弾け飛んだ種子が更に二段式に飛ぶ言われるが数個は
種子を抱いたまま飛んでいた。種子が落ちないように種子を抱くように薄い
膜のようなものが内果皮が開ききった時に切れて種子が反動で飛ぶ。
いづれにしても種子と内果皮が飛ぶ瞬間を連続画像で撮れたらもっと
はっきすることだろう。来年また挑戦したいと思います。
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連写で撮れそうな気がするのですが・・・
タイミングが非常に難しくそうです。
挑戦してみたいですね。
今年も僅かになりました。
来年もよろしくお願いいたします。
投稿: たざびー | 2016年12月31日 (土) 23時38分
鮮明で詳細なスチール写真を何回か見ているうちに、種子が弾き飛ばされる仕組みが分りました。
ハイスピードムービーカメラで果実が徐々に開き、趣旨がゆっくりと空中に浮いていく様子が見えるといいですね。
投稿: 田中 肇 | 2016年12月31日 (土) 19時50分