『花と昆虫、不思議なだましあい発見記』その3・ユリ
昨日、芸能人が生け花の優劣を競うTVのバラエティ番組で
花材に使用していたユリの雄しべの葯が摘み取られていま
したが・・・。
今回はレンゲソウに続いて『花と昆虫、不思議なだましあい発見記』
よりヤマユリを撮影してみました。
葯がふらふら動きます。田中肇さんは掃除機のTの字型の吸い込み口に例えています。
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※白い花糸は先端近くで急に細まり、その細くなった先端にヤクがついている。
※ヤクはおんなかを支えられているので、おしべ全体の形は英語のTの字形になっている。
花糸と葯の接してい個所は点で支えられているのでふらふらと動きます。
粘りのある花粉はこんなに付きます。
虫たちはこの蜜を求めてやってくる。
雌しべの先端。
外花被3・内花被3・雄しべ6・雌しべ1
葉の様子。
ヤマユリ
※このようなユリの雄しべの仕組みや花粉の性質が、服や持ち物にしみをつけやすいため に、ヒトという生物にいとわれ、花屋さんに摘み取られてしまう。そして赤褐色の雄しべを
とられたカサブランカは、その白さをいっそう増すことができるのだ。
下記を参考にしました。
※印 文章は一部抜粋しています。
講談社『花と昆虫、不思議なだましあい発見記』
文:田中肇 絵:正者章子
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